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注文住宅

2023.04.03

建築家と注文住宅を建てるメリットとは?家づくりは「建築家に相談」がおすすめの理由

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注文住宅を建築家と一緒に計画することでどんなメリットがあるのかご存じでしょうか?


このブログでは、建築家と共に家づくりをするメリットや、なぜ「建築家に相談」がおすすめなのかについて解説していきます。


建築家は、あなたの理想の住まいを具現化するプロフェッショナルであり、独創的なデザインや機能性を追求するだけでなく、家族のライフスタイルに合った住空間を提案してくれます。さらに、省エネルギーや環境に配慮した住宅にも力を入れています。


デザインにこだわりのある方や、コスパが良い注文住宅を検討したい方にとってはとても参考になる内容をご紹介します。


家づくりを始める方はもちろん、これから家を建てることを検討している方にも役立つ情報が満載です。ぜひ、最後までお読みいただき、理想の家づくりに役立ててください。


建築家と注文住宅を建てるメリット


注文住宅はハウスメーカーや工務店で計画することもできますが、建築家と一緒に注文住宅を建てることで以下の5つのメリットがあります。


  1. オリジナリティ豊かなデザイン
  2. ぴったりの間取り・プランニング
  3. 高い品質・耐久性
  4. 一貫したプロジェクト管理
  5. 長期的なサポート

  1. オリジナリティ豊かなデザイン

建築家はプロフェッショナルな視点で独創的なデザインを提案してくれるため、他の家とは違った個性的な住まいが実現します。また、ハウスメーカーと違って使用する部材の制約などもほとんどないため、個性的な外観やインテリアを計画しやすいという特徴があります。


  1. ぴったりの間取り・プランニング:

建築家は様々な土地条件や家族構成、ライフスタイルに合わせた最適な間取りや配置を提案し、快適な住空間を作り出します。規格にとらわれない設計を行うことができるため、変形地や狭小地にも柔軟に対応できることが強みです。


  1. 高い品質・耐久性

建築家は最新の建築技術や素材を取り入れ、高い品質と耐久性を兼ね備えた住宅を提供します。社内基準に認定されるまでに時間がかかる建築会社とは異なり、即座に最新の技術を導入することができます。


  1. 一貫したプロジェクト管理

建築家はプロジェクト全体の管理を行い、品質やコスト、スケジュールの管理を一貫して行います。意匠設計、実施設計、工事監理が分業制だと、引き継ぎの手間や摩擦が発生して、意思の疎通がうまくいかないことが多々あります。無駄をなくし、効率的な家づくりをするためには、建築家がプロジェクト全体を管理することが重要です。


  1. 長期的なサポート

建築家は家づくりが完成した後もアフターサポートを行い、住まいに関するトラブルや悩みに対応します。家は住んでからの方が圧倒的に長いのでアフターサポートはとても重要です。


これらのメリットを活用することで、建築家と共に理想の注文住宅を実現することができます。一方で、建築家と家を建てるデメリットもあるので、あらかじめこの内容についても把握しておきましょう。


建築家と注文住宅を建てるデメリット


建築家と注文住宅を建てる際のデメリットもいくつか存在します。以下に主なデメリットを4つ挙げます。


  1. コストが高い
  2. 時間がかかる
  3. 手間がかかる
  4. 建築家との相性が大事

  1. コストが高い

注文住宅は、オリジナリティやデザインにこだわるため、一般的な建売住宅やマンションと比べてコストが高くなることがあります。また、建築家の報酬も考慮する必要があるため、工務店などと比べると確実に割高になってしまいます。


  1. 時間がかかる

注文住宅の設計や建築は、個別に行われるため、建築期間が長くなることが多々あります。こだわりが強いほどその期間は長くなり、建築家との打ち合わせや調整にも時間がかかることがあります。


  1. 手間がかかる

注文住宅では、建築家や施工者と直接やり取りするため、手続きや調整が煩雑になることがあります。また、自分たちの要望を具体的に伝える必要があり、相応の労力が必要です。


  1. 建築家との相性が大事

建築家との相性が良くない場合、コミュニケーションが円滑に進まず、理想の家づくりが難しくなることがあります。そのため、建築家選びは慎重に行う必要があります。


これらのデメリットを考慮し、自分たちの要望や予算、ライフスタイルに合った住宅選びを行うことが重要です。


建築家を選ぶ際の基準やポイント


建築家を選ぶ際には、以下6つのポイントに注意しましょう。


  1. 実績・ポートフォリオ
  2. 口コミなどで評判をチェックする
  3. コミュニケーションが取りやすいか
  4. 対応範囲やサービスについて
  5. 予算は合っているか
  6. アフターサポートの体制

  1. 実績・ポートフォリオ

建築家の過去の作品や実績を確認し、自分たちの好みや要望に合った建築家かどうかを判断してください。自由設計でなんでもできるとは言いながら、建築家にも得手不得手や好みが必ずあります。


  1. 口コミなどで評判をチェックする

口コミや評判、紹介などを参考に、信頼性の高い建築家を選ぶことが重要です。今の時代、他人からの評判ほど参考になる情報はありません。また、資格や所属団体も信頼性の判断材料となります。


  1. コミュニケーションが取りやすいか

建築家との相性やコミュニケーション能力も重要です。打ち合わせを進めたり、進捗報告を共有したりするにあたって、話しやすいというのはとても重要な要素です。円滑なコミュニケーションが取れる建築家を選びましょう。


  1. 対応範囲やサービスについて

建築家によっては、プランニングだけでなく、設計から施工・管理まで一貫して対応してくれる場合があります。自分たちのニーズに合ったサービス内容を提供している建築家を選びましょう。


  1. 予算は合っているか

建築家にかかる費用や報酬体系を確認し、予算に合った建築家を選ぶことが重要です。希望予算に合わせて真摯に計画を工夫してくれるかは最も重要な要素の一つです。


  1. アフターサポートの体制

建築家が家づくり完成後もサポートを行ってくれるかどうかを確認し、長期的な関係を築ける建築家を選びましょう。繰り返しになりますが、家は建てるまでよりも建ててからの方が圧倒的に長いということを忘れてはいけません。


これらのポイントを参考に、自分たちの要望や予算に合った建築家を選ぶことで、理想の注文住宅を実現できるでしょう。


建築家と連携して注文住宅を建てる際の流れや手続き


建築家と連携して注文住宅を建てる際の一般的な流れや手続きは以下の通りです。


  1. 土地探しをする

まず、建築家と相談しながら、希望に合った土地を探します。立地や環境、予算に合わせた適切な土地選びが重要です。くれぐれも、建築家と探すというところをお忘れなく。土地に対してどのような設計が可能で、どのような問題点があるかは建築のプロの意見を聞く必要があります。


  1. 建築家に相談する

初回相談で、家づくりの概要や要望を伝え、その後のプロセスについて説明を受けます。理想の生活や今まで住んだ家のこと、お気に入りのインテリアなどについて話して思いを伝えましょう。


  1. 計画と資金の事前打ち合わせ

建築家と共に計画を立て、資金計画や予算について相談します。この段階で、建築費用や資金調達の方法について検討します。


  1. 契約

建築家が、要望やライフスタイルに合わせた基本設計を行い、間取りや外観デザインを決定します。予算も確認したうえで、双方合意のもと設計契約を締結します。


  1. 基本設計

建築家が、要望やライフスタイルに合わせた基本設計を行い、間取りや外観デザインを決定します。窓のサイズや仕様、必要な付帯工事についてもこの段階で検討する必要があります。


  1. 実施設計

基本設計に基づいて、建築家が詳細な設計図や仕様書を作成します。これにより、施工者が工事を進めるための指針となります。


  1. 許可申請

必要な建築許可や関連書類を申請します。これにより、工事が正式に開始できるようになります。


  1. 施工者選定・契約

設計と施工が一体の会社もあれば、別々のケースもあります。別々の場合は建築家の助言を受けながら、信頼できる施工者を選定し、契約を締結します。


  1. 着工・工事

施工者が、実施設計に従って工事を進めます。建築家は、工事の進行状況を確認し、品質管理を行います。


  1. 竣工・引き渡し

工事が完了し、施工者と設計者の最終検査を行った後、引き渡しとなります。この時点で、住宅が完成し、住むことができます。


  1. アフターサポート

引き渡し後も、建築家がアフターサポートを提供します。これには、定期的な点検やメンテナンスのアドバイス、住宅に関するトラブル対応などが含まれます。建築家との継続的なコミュニケーションにより、住み心地の良い住宅を長期間維持できます。


このように、建築家と連携して注文住宅を建てる際には、最初の打ち合わせから竣工・引き渡し、そしてアフターサポートまで、一貫したサポートを受けることができます。建築家とのコミュニケーションを大切にし、自分たちの要望や予算に応じた理想の住まいを実現しましょう。



注文住宅と一般的な住宅との違い


注文住宅と一般的な住宅(建売住宅やマンションなど)は何が違うのか気になる人もいるのではないかと思います。両者の主な違いを以下にて説明します。


  1. オリジナリティとデザイン

注文住宅は、自分たちの要望やライフスタイルに合わせて設計されるため、オリジナリティがあり、個性的なデザインが可能です。一方一般的な住宅は、建売や規格プランで計画されるため、多くの人に合わせた汎用性のあるデザインが一般的です。


  1. 間取りとプランニング

注文住宅は、家族構成や将来のライフプランに合わせた間取りやプランニングができます。一般的な住宅では、あらかじめ設計された間取りの中から選択することが多い傾向にあります。


  1. 質感と仕様

注文住宅では、建材や設備、インテリアなど、細部にわたる質感や仕様を選択できます。一般的な住宅では、選択肢があまりなく、メーカーやデベロッパーがあらかじめ決めた仕様に従うことがほとんどです。


  1. コスト

注文住宅は、自由度が高い分、コストも高くなることがあります。一般的な住宅は、量産効果により、比較的リーズナブルな価格で提供されます。


  1. 建築期間

注文住宅は、設計から施工までの工程が個別に行われるため、建築期間が長くなることがあります。一般的な住宅は、あらかじめ設計されたプランがあるため、短い建築期間で計画することが可能です。


これらの違いを考慮し、自分たちのニーズや予算に応じて、注文住宅と一般的な住宅のどちらを選ぶかを検討しましょう。


資金の検討には相談が必要


とりあえず見積もりがほしいという意見を聞くことがありますが、建築費用の資金検討には建築家への事前相談が必要です。


その理由は以下の通りです。


  1. 見積もりの正確性

ある程度正確な資金計画を提示するためには、土地や住まい手の状況を把握する必要があります。建築家は、設計や建築に関する知識や経験を活かして必要な工事内容を提案する必要があるのです。たとえば土地によって外構費用は大きく変わりますし、仕事や生活に応じておすすめの設備も変わります。


  1. ニーズと予算のマッチング

予算を含めない希望はただの夢です。予算まで考慮したうえで、要望やライフスタイルによっては予算をかけた方が良いところと節約した方が良いところを明確に分けるのも建築家の仕事です。建築家は、要望に応じた最適な設計や機能を提案し、予算に合ったプランを作成することができます。


  1. コスト削減の提案

建築家は、コスト削減の方法や節約策を提案できます。例えば、建材や工法の選択、工事のスケジュール調整などにより、建築費用を抑えることが可能です。


  1. 資金計画のサポート

建築家は、自分たちの予算や資金計画に合わせたアドバイスを提供してくれます。また、住宅ローンの取得や補助金・助成金の申請に関する情報も提供してくれます。


事前相談を行うことで、建築費用の資金検討がより具体的かつ正確になり、無駄のない家づくりが実現できるでしょう。また、建築家とのコミュニケーションを大切にし、自分たちの要望や予算を適切に伝えることが重要です。


まとめ


建築家と注文住宅を建てるメリットと、建築家に相談する理由について解説しました。


建築家と連携することで、オリジナリティ溢れるデザインや自分たちのライフスタイルに合った間取りを実現できます。また、建築家の専門知識により、資金計画やコスト削減のサポートも受けられます。

ポートフォリオや評判を参考に、自分たちの要望や予算に合った建築家を見つけましょう。家づくりの流れや手続きもスムーズに進めることができ、理想の住まいを実現できます。


建築家と共に夢のマイホームを実現しましょう。

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