家づくりは悩みの連続です。土地探しから始まり、予算、間取り、内外装、設備など、悩みは尽きません。家に対するこだわりを強く持っている方ほど、悩みも大きくなります。
建築家はそんなあなたの悩みを解決してくれます。
様々な人が家づくりに対する悩みを抱えていますが、実はその悩みは共通するものが多いです。意外とみなさん悩みどころは同じなんですね。この記事では以下のような悩みを紹介します。
- 思い通りの家が建てられるか心配
- 建築会社と話しているがなかなか家づくりが進まない
- 気に入った部材が選べるのか心配
- 良い土地がなかなか見つからない
- 人と同じような家になるのが嫌
これらは本当によく聞く悩みなので、これから家づくりをするあなたも直面する可能性が高いものです。
建築家は住生活にまつわる悩みに対してあらゆる解決策をもっています。よくある悩みにどのような解決策を持っているのか、さっそく見ていきましょう。
悩み①:思い通りに建てられるか心配
家づくりをする方の多くが、自分が思い描く家の理想像を持っています。そしてその理想がかなうのかどうか、不安に思っています。
なぜなら自分の理想を形にできないからです。やりたいことが多すぎて、結局ほんとうの希望を見失ってしまうということも少なくありません。
図面提案を受けてもなにが正解なのかわからない、この図面があの写真のように素敵に仕上がるのかがわからない。そういう状態の方は多いのでは?
そんな悩みにも建築家は応えてくれます。
好きな仕様が選びやすい 設定品に縛られずに商品の選択が可能
建築家とする家づくりでは自由に商品の選択が可能です。
ハウスメーカーや工務店と違い、建築家は決まった資材の中から家をつくるということをしないからです。
決められた設定品の中に気に入った商品があればいいのですが、そうではないことがほとんどです。こだわりの強い部分はなおさらです。
一方で、建築家との家づくりに制限はありません。好きなものを選べるので、理想的で思い通りの住宅に近づきます。
自由度の高いプラン
建築家はプランの自由度が高く、間取りやデザインの提案の幅が広いのが特徴です。
なぜなら会社特有の規制が少ないからです。ハウスメーカーや工務店は法律とは別に独自の規制を設けて設計基準や施工基準を定めています。
独自の規制は品質向上や効率化にはとても効果的ですが、自由な設計をするときは邪魔になります。
理想の間取りやこだわりポイントがあるなら設計の自由度を重視することをおすすめします。
とにかく柔軟
建築家には固定観念にとらわれない柔軟な対応力があります。
構造も仕様も制限が少ないからです。制限が少ないと、希望を満たすために間取りやデザインをたくさんの選択肢から選択することができます。
たとえば、水害が気になる地区に家を建てるときにいくつかの対策が考えられます。盛土をして地盤をあげる、水抜きスリーブを基礎に設置する、などが一般的です。
ここで柔軟に対応が可能な設計事務所なら、「一階を水害に強いコンクリート造にして二階を安価な木造にする」というような選択肢も可能です。より強く、より安全な家にするために構法から見直すことができます。
建築家なら問題を解決する際に自由な発想で柔軟な対応が可能です。
悩み②:建築会社と話しているがなかなか家づくりが進まない
建築会社と家のプランについて話していても、なかなかいいアイディアが出てこなくて前に進まないということはありませんか。
建築はルールの多いパズルをしているようなものです。土地の特性、法規制などを考えていると施主の要望が全て満たせないこともしばしばあります。
特に工務店は設計よりも施工を得意としている会社が多いため、設計の引き出しが少ないこともあります。
プラン力
家づくりがなかなか進まないのはプランに納得がいかないからではないですか?
プランは建築家が圧倒的にうまいです。
なぜならどれだけ設計をこなしてきたかでプラン力は決まるからです。住宅の設計を数多く経験した建築家は、高いプラン力を持っています。
プランに正解はありません。そのためプランを決めるときはたくさんの選択肢の中から最適なパターンを選ぶことが重要になります。土地、施主要望から何パターン思いつくことができるかでプランの善し悪しが決まると言っても過言ではありません。
納得のいくプランを見たい方は建築家に相談をしてみるといいかもしれません。
提案力
家づくりはプランだけではありません。土地の使い方、内装、収納など、あらゆるところで「こんなこともできるけどどうする?」という検討が必要です。
住んでからでも遅くありませんが、後々のリフォームは余分なお金もかかります。後々困りそうなところはなるべく計画段階で抑えたいですよね。そのためにはリサーチも重要ですが、建築士からの提案が最も重要です。
なぜなら住まい手の希望ばかり反映してもまとまりのない計画にしかならないからです。建築士は計画全体を見ながら、メリットデメリットを考えて設計します。
ときには要望を否定することも重要ですし、要望がなくても提案することが重要です。せっかくならこうしてみては?というところはプロの目線から見ると結構あります。
実際に採用するかどうかは別として、提案を受けると生活を想像しながら計画を検討することができます。
希望の資金に合わせて提案が可能
資金が合わなくて計画が進まないということはありませんか?
建築家は希望資金にあわせて提案が可能です。
なぜならコストを下げたいとき、選択肢が多いからです。構法を変える、構造材を変える、外装、内装を変える、施工店を変えるなど検討できます。
こういった選択肢なしでコストを下げるには建物を小さくするしか方法はありません。無駄な部分は削っても良いでしょうが、建物を小さくすると満足度が一気に下がってしまうことがほとんどではないでしょうか。
建物面積を小さくする以外のコストダウン案を持っているのが建築家の大きな強みです。
悩み③:気に入った部材が選べるのか心配
住宅は、数多くの部材で成り立っています。家づくりにこだわりたい方ほど、多くの部材を自分で選びたいですよね。
色、素材、性能などを考えていくときりがありませんが、毎日使うような場所はしっかりこだわるべきです。そのこだわりにも、建築家は応えてくれます。
社内基準に縛られない
建築家との家づくりでは自由に部材の選択が可能です。
ハウスメーカーや工務店は、効率的に住宅を建てるため、設定資材が決まっていることがほとんどです。基本的な仕様から、変更することができるものとできないものがあるはず。予め確認する必要があります。
特に外装は防水の観点から変更しにくい傾向にあります。
建築家との家づくりには枠はありません。あなたのこだわりを存分に追及することができます。
オーバースペックを提案しない
ある程度決まった仕様の中にはオーバースペックが存在する可能性があります。
それは必要なスペックは状況により異なるからです。性能をおとしても全く問題ない仕様に関してはオーバースペックを避け、コストダウンをすべきです。
たとえば構造材の選択です。材種によって強度や耐久性は変わりますが、コストも大きく変わります。ヒノキの柱は高寿命ですが、金額も高価です。スギはヒノキに比べると耐久性に劣りますが、圧縮力に強く安価です。ヒノキにこだわらずスギで良いケースもたくさんありそうですよね。
時と場合によってオーバースペックを削ることができるのは建築家と家づくりを行うメリットです。
悩み④:良い土地がなかなか見つからない
良い土地が見つからないと家づくりははじまりません。
場所、広さ、周辺環境、日当たりなど。条件に見合う土地を見つけるのは簡単ではありません。また、良い土地かどうかの判断はとても難しい問題です。
ひょっとしたら土地の探し方を間違えているのでは?土地は不動産屋とではなく建築士と探すべきです。
その理由は以下の2つです。
不動産情報だけではわからない
土地の善し悪しは、不動産情報だけではわかりません。一見良さそうなのにそうでない土地もありますし、意外と良いかもという逆パターンもあります。土地ではこの「読み違い」が頻繁に起こります。
その理由は、土地探しを建築士と一緒にしていないからです。どんな住宅が建てられるかまで検討していないとその土地の善し悪しはわからないはずです。
土地に対してプランを考えるときは土地の特性、住まい手の要望以外に、法規制、周辺環境、日当たり、風通しなどを検討します。
土地ごとに適切な設計は異なるので、土地が変わる度に設計も変わります。
良い土地を見つけたいなら、土地は建築士と一緒に探しましょう。
土地を活かすためのプランニング
土地探しの段階で土地を活かすためのプランニングを見てみると良いでしょう。
なぜなら土地のメリットとデメリットを考慮したプランを見てはじめてその土地の価値がわかるからです。プラン無しではその土地のことはわからないはず。
たとえば三角形の土地があったとします。一見変な形の土地だと思うでしょうが、希望の間取りと駐車場と庭がすっぽり無駄なく入ったらなんの支障もない土地になります。むしろ異形で割安なのでお得です。
土地の本来の価値を見極めるためにも土地を活かすプランニングを見てみましょう。
悩み⑤:人と同じような家になるのが嫌
住宅地を見ていると、どの家も同じように見えることがありませんか?
個性を出したいなら、人と同じような家になるのはいやですよね。
オリジナリティあふれるデザインにしたいなら建築家と家づくりをしましょう。
どこの建築会社の家かわからない
家を一目見たら建築会社がわかることはありませんか?
これは外装材や家の形がパターン化しているためです。ハウスメーカーや工務店が建てる家は良くも悪くも規則性があり、特徴的です。
建築家が建てた家はその真逆で、個性があふれるデザインにしやすいのが特徴です。
建築家は個性を出すほど評価される
建築家は個性を出すほど評価されます。
なぜならオリジナリティあふれるデザインは建築家の強みを活かせるからです。大手のハウスメーカーや工務店ではできないけど、建築家ならできるというようなこともたくさんあります。
変わった形、変わった配色、目を引くデザイン。
個性的な住宅は建築家の得意分野です。
ハウスメーカーの特徴と比較
建築家は一般的には設計事務所に属しています。こちらではハウスメーカーとの違いをご説明します。
個人で動いている設計事務所に対し、ハウスメーカーは組織で動いていることがほとんどです。ハウスメーカーの具体的な特徴は以下の通りです。
- 社内基準で品質を確保
- たくさんのスタッフの品質均一化が課題
- 安心できるが維持費がかかる
以下にて詳しく解説します。
社内基準で品質を確保
ハウスメーカーは社内基準の中で家づくりをしています。
これによるメリットは以下の通りです。
- 一定の品質できる
- ブランドイメージの確立できる
- 業務効率をアップできる
- たくさんのスタッフがいても品質を一定に保てる
一方で建築家は独自の基準は設けていないことがほとんどです。
品質はその都度検証。設計の自由度を優先しています。
たくさんのスタッフの品質均一化が課題
ハウスメーカーにはたくさんのスタッフがいます。
社内システムである程度の品質の均一化は成されていますが、人数が多いだけに個人差はどうしても出てきます。
一方、少数で動いている個人事務所の建築家は品質のバラつきは起こりにくいと言えます。
安心できるが維持費がかかる
ハウスメーカーは保証やアフターメンテナンスの面で安心できますが、維持費がかかります。
保証制度やアフターメンテナンス制度を維持するために人件費やシステム開発費が必要になるからです。これらの費用は当然建築費用に上乗せされています。
設計事務所はこのような経費もかからないため、同じような家を建てるにしても建築費用を抑えることができます。
まとめ:家づくりの悩みは建築家が解決してくれる
家づくりは検討項目が多いため悩みは尽きませんが、建築家と家づくりをすることで解決できる悩みはたくさんあります。建築家と家を建てるメリットは以下の通りです。
- プランの自由度が高い
- 提案力が高い
- 自由に部材を選択できる
- コストに合わせた設計ができる
- スムーズに土地探しができる
- 個性が出せる
一生に一度の家づくりは建築家と一緒にやってみませんか。